タクシー内で訛りが聞かれないような空間を(笑)
2017/04/26
タクシーがチョイ乗りを始めたらしい。なんと東京都心は初乗り410円だとか。2キロ730円から1キロ410円への値下げだが、短距離の利用には朗報だ。オリンピックを見据えてのことらしい。他にもタクシー業界は、いろんなサービスを考えているようだ。そんなタクシーの記事を見て、両親と乗った昔のタクシーでの出来事を思い出した。
僕の秋田の両親は、意外に人目を気にする。人目というか人耳だろうか。今はさほどでもないが、何十年か前、僕がまだ20代後半、両親が50代の頃は、タクシーに乗ったとたんピタリと会話が止まったものだ。つまり、秋田の方言、訛りを聞かれるのがイヤだったのだ。かといって、標準語で喋るのも自分じゃないようで好きじゃなかった年頃(?)だったのだろう。
タクシー以外にも、ちょっと高級なしゃぶしゃぷ屋さんなんかに連れて行って、店員の女性がずっと側で作ってくれるというシチューエーションもダメ、寿司屋のカウンターすらダメだった。
最近でこそやっと少しはタクシーで喋れるようになったが、それはおそらく歳をとってどうでもよくなったのかもしれない。
で、タクシーのハードの話である。ドライバーが客に暴行を受けないよう、透明のアクリル板で前と後部座席を仕切っているタクシーが当たり前になったが、これってもっとしっかりしたもので仕切れないものだろうか。例えば、リムジンなんかだと、運転手に聞かせたくない話があると、後部座席の前に仕切りのシャッターが出てくる車もあるというが、そこまでいかなくても、お客がプライベート空間を保てる作りはできないものだろうか。防音ガラスらインターフォンとか。
タクシードライバーも暴行を受けずに済むし。
完全に見えなくするのは犯罪の温床となる可能性もあるかもしれないがガラスならいいだろう。
そんで、観光タクシーだけとかね。
まあ、タクシーの話を聞いて、昔の両親の無口話を思い出した次第である。
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