桂乃徒然

文筆業 佐々木桂 公式ウェブサイト

*

長さんの「…なんてな」

      2017/05/31

 踊る大捜査線で、いかりや長介さん扮する和久平八郎が発する「…なんてな」が好きだ。説得力のある言葉、含蓄のある言葉、時には厳しい言葉を言った後に、少し照れながら「…なんてな」と微笑む。この温かさが何とも言えず好きだ。これで説教臭さがすべて飛んでしまう。後輩や部下など若い世代に少しでも役立つようにと、おせっかいを承知で何か言おうとするとき、年寄りはとかく説教くさくなりがちだ。よりわかりやすくきちんと伝えたいと、言葉を重ねれば重ねるほど、聞いている若者にとってはうっとうしい物言いになってしまう。そんな年寄りのジレンマを見事に解消してくれるのがこの「…なんてな」である。これは実に上手い。そして聞いていて心地良い、耳障りの良い言葉である。こんなことを説明してしまっているのも愚の骨頂。さらりと「…なんてな」と言えればいいのにねぇ。

 - 日々の徒然

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

下駄が好きだ

 これも新聞記事で申し訳ないが、こんな記事広告が載っていた。本人たちの企業広告で …

老眼コンタクト(遠近両用コンタクト)

 3〜4年前から、老眼コンタクトを使い始めた、僕はそう呼んでるが、正確には『遠近 …

金がなければ時間もなくなる

 こんな記事が。  その通りだね。  よく「金はないけど時間なら腐るほどあるから …

百人一首

 飲んでばかりで正月らしい遊びをしていないと、家族からのクレームが入ったので、し …

日詩 4月21日〜30日(2018)

日詩のまとめです。 日詩(ツイッター詩まとめ) 4月21日〜30日 例えばこんな …

『傷だらけの天使』が哀しい

傷だらけの天使第6話は まさに貧乏人の哀しさ ラストシーンは 蟹工船の読後の気分

no image
ライスカレーの哀しい想い出

子供の頃 、なんであんなんにライスカレーが楽しみだったのだろう。うちの場合、大概 …

タクシー内で訛りが聞かれないような空間を(笑)

 タクシーがチョイ乗りを始めたらしい。なんと東京都心は初乗り410円だとか。2キ …

三が日は箱根駅伝

うちの親父は、高校の頃長距離選手だったらしく、その思い出もあってか、正月はずっと …

新百合ヶ丘産経学園にてエッセイ教室を4月から開講

 現在、よみうりカルチャー横浜横浜と、相模大野で個人教室として、エッセイをお教え …