長さんの「…なんてな」
2017/05/31
踊る大捜査線で、いかりや長介さん扮する和久平八郎が発する「…なんてな」が好きだ。説得力のある言葉、含蓄のある言葉、時には厳しい言葉を言った後に、少し照れながら「…なんてな」と微笑む。この温かさが何とも言えず好きだ。これで説教臭さがすべて飛んでしまう。後輩や部下など若い世代に少しでも役立つようにと、おせっかいを承知で何か言おうとするとき、年寄りはとかく説教くさくなりがちだ。よりわかりやすくきちんと伝えたいと、言葉を重ねれば重ねるほど、聞いている若者にとってはうっとうしい物言いになってしまう。そんな年寄りのジレンマを見事に解消してくれるのがこの「…なんてな」である。これは実に上手い。そして聞いていて心地良い、耳障りの良い言葉である。こんなことを説明してしまっているのも愚の骨頂。さらりと「…なんてな」と言えればいいのにねぇ。
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