2021年1月1日“たこ焼き”の元祖は、根っこに会津が…
2021/01/07
2021年1月1日
あけましておめでとうございます。一昨年、昨年と挫折したブログの毎日更新。今年は無理をせずに“ほぼ毎日”ぐらいを目指そうかと(^_^;
というわけで、今年一発目は“たこ焼き”。
年末にたこ焼き器を買ったので、早く使ってみたいと、元日の昼食にいきなりたこ焼き。うちは、秋田の正月を踏襲しているため、おせちは大晦日の宴会料理となって、紅白見ながら平らげるのが風習。なので、元日は実は質素。いつもならお雑煮程度となるのだが、今回は、家族念願のたこ焼き器がある。使わない手はない。結果から言うと、すこぶるウマイ。手前みそだが、店で食べるのよりウマイ。かくして、お好み焼き、もんじゃ焼きに続き、三大粉モノ料理は、店に行かずに食べることとなりそうだ。
で、本題はここからである。
せっかく“たこ焼き”が我が家の手料理に加わったのだからと、その由来を調べてみようと思い立った。
“たこ焼き”といえば、言わずと知れた大阪名物。これには誰も異存はないだろう。そして今やその味は、大阪のみならず、全国に波及し、大げさに言うなら、国民食と言っても過言ではない。
が、この大阪名物。実は、福島の会津が根っこにあったのである。大阪の人にとっては当たり前のことかもしれないが、たこ焼きの発祥は、西成の『会津屋』というお店らしい。その店名通り、ここの初代は会津のご出身。その初代が、すじ肉を具材として丸く焼いた粉もの料理であるラジオ焼きというのを改良し、さらにタコを入れる明石焼きに影響を受け、今日のたこ焼きの原型を作ったのだという。
この原型は、まだソースをかけて食べる今のたこ焼きではなかった。あの濃厚なとんかつソース系が普及したのは戦後だったため、戦前のたこ焼きは、生地に味付けしてあった。そしてその味付けだが、初代は会津の出身ゆえに、海産物の乾物を素材とした汁物である会津の郷土料理『こずゆ』をアレンジした出汁で仕上げていたというのだ。
今でも『会津屋』では供しているようだが、食べたことのない僕は、「昔は庶民の味だったろうが、今食べるときっと中濃ソースとは違った、上品な味なんだろうなぁ」と想像している。
まあ、しかし、たこ焼きといえば、僕はやっぱりソースがいいのだがね。
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