桂乃徒然

文筆業 佐々木桂 公式ウェブサイト

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30年前のアメリカ紀行備忘録24(最終回)

      2020/02/11

 2017年1月26日から、不定期で載せてきた『30年前のアメリカ紀行備忘録』も、やっと最終回…なんて書くと、さぞかし長編大作かと思われそうだが、何のことはない、ブログを更新していなかっただけ。毎年1月は頑張れるのだが、その後尻すぼみとなって、後半になるとほとんどアップせず年末になってしまう。今年はどうなることやらだが、とりあえずこの『30年前のアメリカ紀行備忘録』は、最後までアップできた。次は、これも若いときの、北海道縦断のバイクツーリングをアップしておきたいのだが、当時の旅メモが見当たらない。出て来たら、またアップしていきたい。

では、最終回を。

 最後の晩餐という感じでレッドロブスターでカニを食おうということになる。車がないので歩き出すが、どこまで行ってもレッドロブスターがない。車ではすぐだったように感じた二人の記憶を頼りに歩くが、一向にない。最初は冗談を言い合っていた二人も少し無口になってくる。30分歩いたくらいでTOWER RECOARDがあったので、気分を紛らわすためもあって入ることに。アリゾナで流行っていそうな曲(ドライブ中しょっちゅうラジオから流れていた)を買おうということになるが、その曲名がわからない。Sさんが紙に歌詞の一部であるDon’t worry be happy〜と書いて、ついでに僕が歌ってみる ♫ Don’t worry be happy〜
店員のおじさんはすぐにわかってくれたが題名がわからないらしい。若い店員の女の子を呼んで聞いたら直ぐ出て来た。なんのことはない。題名もDon’t worry be happyだった。しかしジャズのLPだったのは意外だった。二人ともそれを買う。日本で聞くのが楽しみだ。
 それからまた延々歩いてやっと見つけたレッドロブスター。さすがにおいしかった。オーダーを取りに来た女の子も、小さくて何となくコケティッシュでカワイイ。あいそのいいコ。アメリカの旅で初めてちゃんとしたものを食べたという感じ。
 帰り道は行きよりつらい。延々歩く。途中の24時間スーパーでお土産用の酒を買ったのでその重さもあってますますツライ。なかなかホテルに着かない。やっと着いたが二人ともグロッキー。とにかく買って来たワインで祝杯をあげて2時頃Go to Bed.僕はこれを書いているので2時半にGo to Bed.
あ〜あ、帰りたくないよ〜
 明日は6時起きだ。

 - 2020年, 日々の徒然

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