『日詩』6月21日〜30日のおまとめ
なんとか半年続きました。次の目標はとりあえず1年ということで…
では
日詩 6月21日
緑雨青雨に洗われた
映え映えしき若葉が
薫風に揺れる
まだ夏浅し
日詩 6月22日
素直に
本心から
策も弄さず
嘘偽りもなく
見返りも求めず
悔いと反省を
幼子なりに
精一杯に
誠実に
「…ごめんなさい」
日詩 6月23日
朝
一杯のコーヒーに
癒される
味だけではない
雰囲気に
だからコーヒーは
厳かがいい
店も器も主人も仕草も
だからコーヒーは
珈琲がいい
日詩 6月24日
ダンテに会った
会いたいと
思い続ければ会える人
会いたいと
思い続けても会えない人
時が来なければ会えない人
会いたいと
思い続けたわけでもないのに
時が来たのか
ダンテに会った
日詩 6月25日
誰かと繋がっていたいわけじゃないが
ひとりだと弱すぎる
誰かと会いたいわけじゃないが
ひとりだと寂し過ぎる
誰かと喋りたいわけじゃないが
ひとりだと言葉が消えていく
誰かと繋がり誰かと会い誰かと喋る
弱虫の寂しがり屋が言葉で温まる
日詩 6月26日
十年振りに旧知と飲(や)る
お互い部品に年季が入ったが
くたびれてはいない
むしろ重ねた年輪が頼もしい
虚勢と見せかけの時代を終え
自分らしく歩けるようになったからか
ただし纏う空気はあの頃と変わらない
馬鹿がつくほど純真で清々く
今もきっと
秘めたサンクチュアリを目指している
日詩 6月27日
どこに住んでも仮住まい
そんな気分を拭えなかった
十五で僕は故郷に
家を置き忘れて来たのだと
しかもそれはもはや
故郷に戻っても取り戻せない
実家はあっても僕の家はない
祖母や父や母や弟や
その思い出と共に
十五で僕は家を置き忘れて来たのだ
だから僕は僕の家を作る
妻と共に娘の思い出となる家を
日詩 6月28日
衣食住
しのぐだけなら
何をしたって生きられる
家族だって養える
仕事なんてなんだっていい
ただ
自分なりに自分なりの
自分の生き方を持たなければ
生きるのは苦しい
生き方の核が無ければ根無し草
身の置き所はどこだ
日詩 6月29日
そんなに尖んがらなくったって
いいじゃない
そんなに頑張らなくったって
いいじゃない
何が欲しいの?賞賛?拍手?
「がんばったね」の一言?
でもさ
それってホントに欲しいモノ?
…
そんなに尖んがらなくったって
そんなに頑張らなくったって
いいんじゃない、ねぇ
日詩 6月30日
生きてることは
楽しいんだか
苦しいんだか
おもしろいんだか
つまんないんだか
でも
「オレ結構楽しい派」
って生きてる奴の方が
たぶん、きっと、トク
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Comment
今朝の魁新聞はとてもおもしろかったです。高校に入ってすぐ、応援団の練習があって、団歌!って怒鳴られると暴力団の団歌かいな?って思うほど怖かった。でも野球の応援、楽しかったなあ。あ。美入野ではない、大曲。
兄が横手、前に書いたように、都会に税金納めて、故郷の人口減少に荷担?加担しています。豪風関、県民栄誉賞、素敵です。あのイケメンさ、尊 敬
小松さん
いつもお読み頂きありがとうございます。
団員が怒鳴るのも、半分演技なんですよね。一応みんなの結束力を強めるという名目で(笑)。団長だった僕は、普段気合いをかけている手前、
クラスの教室を一歩出たら笑ってはいけない…というシバリがありました。団長たるものニヤケてはいけないと。
しかも、横手高校は他校になめられてましたから、大曲あたりで長ラン高下駄で歩くのは勇気がいりました。いつもガン飛ばされてました(笑)。
負けじとこちらもニラむのですが、ホントはビクビクもんでしたね。