30年前のアメリカ紀行備忘録3
2017/04/26
1988年の夏、僕は、バイク仲間でありライターの先輩でもあった友人のSさんとアメリカ半周の旅に出た。ホントは一周したかったけれど、会社を辞めてフリーになったばかりだったため蓄えもなく、そうそう長く休んでもいられなかったから、2週間使って車で移動できる距離を考えると、半周が限界だったのだ。
そんな二人のアメリカ半周の記録である。
8月11日ロサンゼルス
空港に着いた。初めてのロサンゼルスである。というか、それまで海外はハワイしか行ったことがない。つまりほぼ初心者である。なので、もちろんしょっぱなからトラブルである。滞在場所がわからないため税関から出れないのだ。Sさんは数日前に日本を出国し、友人のいるフェニックスに滞在している。なので、そのフェニックスまでは一人で辿り着かなければならないのだが、Sさんの滞在している住所を聞いていなかった。空港まで迎えに来るというので、僕もSさんもこんな事態を想定していなかったのである。
すったもんだあって、とりあえずロサンゼルス空港のガイドみたいな人が、「適当なホテル名を書いておけ」と小声で教えてくれたのでその通りにすると、さっきまで頑なに入国を拒否していた税関がすんなりと通してくれた。ここでまず一つ目の学習をした。
30年前のアメリカ旅備忘録4へ続く…
関連記事
-
親父の言葉 1
「人生あまりに短い 怒ってたって馬鹿馬鹿しい 自分の時間を損するだけ 怒るぐらい …
-
日詩 2月11日〜20日(2018)
日詩のまとめです。 日詩(ツイッター詩まとめ) 2月11日〜20日 例えばこんな …
-
首都圏なるせ会の新年会
我が故郷・東成瀬村は、昔から首都圏に出てくる人が多い。そのため、そんな同郷人が …
-
親父の言葉2
「節分の、豆まきはおまえらが出てってからやってない。 鬼は外〜で、万が一おまえら …
-
郷土料理『のとろ』(秋田県東成瀬村)
うちの村なのか、うちの家なのかわからないが、僕が子供の頃から食べている料理(鍋と …
-
正月早々、よみうりランド
何の因果か、この寒いのに、よみうりランドである。 いや、いいんですよ、いいんです …
-
よみうりカルチャー横浜の生徒さんたちと新年会
『よみうりカルチャー横浜』でのエッセイ講座の後、生徒さんたちとの新年会に招かれ …
-
初めて秋田魁新報に書いたのがもう14年前
今もまだ秋田魁新報の『遠い風近い風』でエッセイを連載させてもらっている。初めて連 …
-
『日詩』4月1日〜10日アップ
早いものでもう4月。 4月の初めは、新しい出会いの季節。 素敵な仲間と出会うこと …
-
贈り物『島本食品』の明太子、おいしく頂きました
博多の知り合いから、明太子を送られて来た。彼とは毎年、米と明太子の物々交換をし …
- PREV
- 穴八幡
- NEXT
- タクシー内で訛りが聞かれないような空間を(笑)