東成瀬村の“くん炭”
2017/02/05
昨日届いた『広報ひがしなるせ』に“くん炭”という文字を見た。くん炭?何だろう?と、勉強不足な僕は、初めてくん炭と聞いて、その物体をイメージできなかった。炭なんだろうなとは思ったが、何物なんだろう?と。
『広報ひがしなるせ』の説明では、もみ殻を炭化加工し炭上にしたものが“くん炭”とのこと。なるほど、それならもみ殻の再利用化につながるので悪くない。物体はこんな感じ。
ところで、くん炭はどんな役目を果たすのか?
『広報ひがしなるせ』には、こうある。
「…田んぼに混ぜることで良質の土を作り、食味の高い米作りにも活かされます」
「…土壌微生物の活性化を図り、保水性、通気性を良くします。また、くん炭には消臭効果もあるので、腐葉土や堆肥と一緒にすると、嫌な臭いを抑制する効果があると言われています」
なかなかスゴイやつらしい。おもしろかったので少し調べてみると、
「日本は、酸性雨が降ることから、多くの植物が苦手とする酸性に土質が傾いていることで知られます。そんなとき、土壌改良材として活躍してくれるのが籾殻くん炭です」
https://horti.jp/14554
なんていう記述もあった。
そんな自然に優しい“くん炭”作りのために、東成瀬村では、そんな“くん炭”を作る『東成瀬村循環拠点施設』を完成させたとのこと。これだと20分〜25分で“くん炭”ができるという。
『広報ひがしなるせ』には、「もみ殻をくん炭にすることで、環境に優しい農業を推進し、村産米のブランド化の強化を図ります」
とある。
今後が期待される活動の一つとなりそうだ。
関連記事
-
過去のフロム・エーを見てきた
先月亡くなった友・大野木俊秋くんのお別れ会(3月5日土曜16時〜19時、リクルー …
-
日詩 4月1日〜10日(2018)
日詩のまとめです。 日詩(ツイッター詩まとめ) 4月1日〜10日 例えばこんな詩 …
-
米農家を変える若者たち
週刊朝日の連載「美し国旨し米」、早いもので13回目を迎えてしまいました。今回から …
-
東京へ出発です!
大好きな『日の丸酒造』の「まんさくの花」の看板に見送られて、最寄りの駅から出発で …
-
ロウバイまつり
ロウバイ、蝋梅、蠟梅などと書き、唐梅(カラウメ)と呼ばれたりもする植物。梅の漢 …
-
おせちは大晦日がいい
東京で初めての年末年始を迎えた時、僕の田舎とは随分違うものだと感慨深かった思い …
-
樫田正剛の舞台『伊賀の花嫁』
30年来の友人。樫田正剛氏が脚本・演出を手がける舞台を久しぶりに観に行った。その …
-
あら?豊島園、閉園なの?
去年の夏、朝一でプールに行って、ナイトプールまで楽しんで帰ったのに、まさかの閉 …
-
日詩 7月1日〜10日(2018)
日詩のまとめです。 日詩(ツイッター詩まとめ) 7月1日〜10日 例えばこんな詩 …
-
『日詩』6月11日〜21日のおまとめ
日詩 6月11日 梅雨の間(ま)の晴天 このまま明けて夏となれ この叶わぬ願い …
- PREV
- 我が故郷・東成瀬村の『広報ひがしなるせ』
- NEXT
- 奇妙な夢を見た