桂乃徒然

文筆業 佐々木桂 公式ウェブサイト

*

奇妙な夢を見た

      2017/02/05

誰かは思い出せないのだが
相当親しい人が死んだようだ。

その葬式の前に、数人の友人知人たちと相談して
遺体と一緒に、みんなで焼かれようということになる。
故人が大好きだったさまざまな物たちと一緒に、みんなで焼かれようと。

ただし一緒に死のうとしているわけではないようだ。
一瞬、仮死状態にはなるが、あとでまた生き返るから大丈夫だという説明だった。
まあ、あの世の入り口まで見送りに行こうということだったのかもしれない。

焼かれ始めると、不思議と熱くはない。ただ身体が浮きだす感覚が来た。ふわぁっと浮き上がると、次は、その故人なのだろうが、誰かに引っ張り上げられる感覚となった。
ちょっと怖い。このまま戻って来れないのではないかという恐怖が、ほんの少しだが頭をよぎる。やはりこれは死ぬんじゃないかと。
そう思った瞬間何かに下から片手を引っ張られる感覚が来る。もう一方の手は上から引っ張られている感覚だ。
両方で僕を引っ張り合う感覚が続き、そうしているうちに遠くで呼ぶ声がしてくる。

「パパ、ババ」
目が覚めると細君に
「大丈夫?」と声を掛けられた。
うなされていたのだという。

うなされていたのか。でも
そこまで怖くはなかった分、不思議な夢だった。

 - 日々の徒然

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

親父に教えられた「つむり」

この正月は、秋田の実家から両親が訪れており、81歳の親父とも、よく酒を酌み交わし …

日々の徒然
30年前のアメリカ紀行備忘録9

 適当なモーテルをみつくろってチェックインしたのだが、土曜の夜だったからなのか、 …

去年の新聞のスクラップから(折々のことば)

去年の新聞のスクラップを見ていたら、 こんな記事があった。 まさにその通り!我が …

日詩 7月11日〜20日(2018)

日詩のまとめです。 日詩(ツイッター詩まとめ) 7月11日〜20日 例えばこんな …

日詩 9月21日〜30日(2018)

日詩のまとめです。 日詩(ツイッター詩) 9月21日〜30日

『窓から逃げた100歳老人』『世界を救う100歳老人』

 先日の『天声人語』である。  ヨナス・ヨナソンさんが著した小説『窓から逃げた1 …

日々の徒然
30年前のアメリカ紀行備忘録17

 サンアントニオ到着。この町は感激した。とにかくにぎやかで華やかで楽しい。アメリ …

道元の『正法眼蔵』がムズおもしろい

曹洞宗の開祖・道元の著した『正法眼蔵』が難しいけど面白い。 僕の情報不足なのか、 …

日々の徒然
大学受験共通一次試験失敗

 入試のシーズンである。この季節がくるたびに思い出すのが、受検の失敗。  僕らの …

宇崎竜童 70thバースデーライブ アンソロジー2016取材雑記

 宇崎さんの70歳の誕生日ライブ。行って来ました。もう一ヶ月近く前なのですが、そ …