亀戸天神社うそかえ神事
2020/02/11
久しぶりに亀戸天神に行って来た。春の藤まつりの時には何度か訪れたことがあるが、この季節は初めてだ。亀戸天神に『うそかえ神事』なるものがあるということも、最近初めて知った。
この神事は、毎年、1月24日と25日に行われている。何でも、鷽(うそ)という鳥(日本海岸沿いに生息するスズメ科の鳥)は「幸運を招く鳥」とされていて、亀戸天神の神職の方々が手彫りで作った木彫りの鷽を、毎年新しいものに替えることで、これまでの悪事を“うそ”になり、1年の吉兆を招くのだそうだ。
それだけ聞くと、鷽とウソを掛けたダジャレのように思われるが、実は鷽はちゃんと天神様と関わりがあるとのこと。太宰府天満宮のお祭りの歳に、害虫を駆除したことからの縁なのだとか。江戸時代は、各人が毎年うそ鳥を持ち寄り、そこで各々交換するのが習わしとなっていたそうだが、現在は、前のうそ鳥は神社に納め、新しいうそ鳥と取り替えるようになっている。
この木彫りのうそ鳥、2日間しか求めることができないため、とにかく並ぶ。1時間は当たり前なようで、ピーク時は2時間ほど待つこともあるようだ。僕は初日の昼休み頃に行ったのだが、やはり1時間ちょっと待つこととなった。なんとか売り場に辿り着き、1体手に入れた。
初めてだったので、まずは1番小さいものから。これで吉兆があったら、だんだん大きなうそ鳥に替えていくことにしよう。
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