桂乃徒然

文筆業 佐々木桂 公式ウェブサイト

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30年前のアメリカ紀行備忘録1

      2017/04/26

トランプ大統領が何かと話題だが、彼を最初に知ったのはバブルの時だったと記憶している。一代で財をなした若き不動産王として日本でも有名になり、その後すぐにやはり不動産で破産した元不動産王としても話題を集めた。大金持ちという印象しかないが、とにかくトランプとはヘンな名前の金持ちだなぁと思ったものだった。
 そんなバブルの最中、僕は友人と二人で、西海岸からアメリカを半周回る旅に出た。友人はバイク仲間の一人だったので、バイク旅もいいなぁという話もあったが、いろいろと旅の先輩たちに聞いてみると、さすがにバイクはよっぽどの準備をしないと大変だという。じゃあやはり安全策をとって車にするかということになった。
 今思えば、そんな危ない旅なんて若いときしかできなかったのだから、ちょっと勇気を出してやってみれば良かったと後悔もするが、もしかしたらそのヘンな勇気が命取りになったかもしれないので、今となってはどちらがよかったのか分からない。もちろん、海外での車旅も初めてだったから、それはそれで若き僕たちには冒険だったのだが。
 水をトランクに山ほど積み込まれて驚いたり、初めて泊まったモーテルがプール付きのスイートルームなのに、日本のラブホテルより安くて驚いり、セブンイレブンに馬用の駐馬場(?)、初めての体験ばかりで楽しくてしょうがなかった。危険もたくさんあったけど…。次回はそんな具体的なエピソードを。

 - 日々の徒然

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