桂乃徒然

文筆業 佐々木桂 公式ウェブサイト

*

樫田正剛の舞台『伊賀の花嫁』

      2017/02/03

30年来の友人。樫田正剛氏が脚本・演出を手がける舞台を久しぶりに観に行った。その構成の素晴らしさ、演出の巧みさ、役者たちの生き生きとした動き、舞台の迫力に圧倒された。そして久しぶりに刺激を受けた。クリエイティブとしての舞台に刺激を受けたというのもあるが、樫田正剛に刺激をもらった。写真左が樫田氏。
IMG_0555

樫田氏は僕より一歳年上だが、そんなほぼ同い年の友が頑張っている。しかも、こんなに素晴らしい作品を世に放っている。まだまだ枯れてはいけない。安穏としてはいられない。危機感も持った。
この舞台の案内は来ていたのだが、本当のことをいえば、最初はスルーしていた。それを後押ししてくれたのが、若き友人の熊谷修平くん。自身も『ドクターX』等のドラマや、最近では高畑淳子さん主演の舞台『雪まろげ』にも出演している若手俳優である。
そんな熊谷くんが、「突然、樫田さんの芝居行きますか?」と尋ねてきた。僕と樫田氏が友だちだということは彼も知っていたのだが、その公演を知っていたのは意外だった。
実はその舞台に、先輩も出演するのだという。名前は菊池均也さん。有名な役者さんである。樫田氏が主催する劇団方南ぐみに、昔から客演しているらしい。そして、熊谷くんは、その先輩を通して樫田氏を知っていて、ぜひ一度樫田氏の舞台を観たいと思っていたのだという。下の写真は、右が菊池さん、真ん中が熊谷くん。菊池さんが撮ってくれたもの。
IMG_0557

そういうことなら…と、一緒に行くことにした。この偶然が良かった。熊谷くんにも感謝である。樫田氏の脚本、演出も素晴らしかったし、菊池さんをはじめとする役者さん達のはじける演技も素晴らしかった。皆がキラキラ輝いていた。何かをもらった気がした一夜だった。
みなさん、ありがとう。

ちなみに、この夏には樫田氏の有名作品『あたっくNo.1』の公演がある。これは彼の伯父さんの日記をもとに作られたもので、劇団方南ぐみの代表作の一つだ。これもぜひ観に行きたいと思っている。
IMG_0573

 - 日々の徒然

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

ウクレレ、何十年経っても上達しない、する気がない

 こんな記事があった。  すごいよね。6歳でウクレレ始めて、9歳で大人も出場する …

医者のスネに味噌をつける

我が故郷、秋田県東成瀬村には、『豆腐あぶり』という冬の風習がある。基本的には各家 …

『日詩』6月21日〜30日のおまとめ

なんとか半年続きました。次の目標はとりあえず1年ということで… では 日詩 6月 …

過去のフロム・エーを見てきた

先月亡くなった友・大野木俊秋くんのお別れ会(3月5日土曜16時〜19時、リクルー …

日詩 11月21日〜30日(2018)

日詩のまとめです。 日詩(ツイッター詩) 11月21日〜30日 こんな詩も… 右 …

穴八幡

穴八幡に行って来た。 ウィキペディアには歴史やら由来やら、ありがたみのあることが …

日々の徒然
30年前のアメリカ紀行備忘録10

8月14日  この日、旅の2日目にピンチを迎えるとは、朝、目が覚めるまでわからな …

新百合ヶ丘産経学園にてエッセイ教室を4月から開講

 現在、よみうりカルチャー横浜横浜と、相模大野で個人教室として、エッセイをお教え …

日詩 8月1日〜10日(2018)

日詩のまとめです。 日詩(ツイッター詩まとめ) 8月1日〜10日 例えば、こんな …

日詩 1月11日〜20日(2018)

日詩(ツイッター詩)のまとめです。 例えば1月11日は… 食べる分だけ稼いだら …