桂乃徒然

文筆業 佐々木桂 公式ウェブサイト

*

過去のフロム・エーを見てきた

   

先月亡くなった友・大野木俊秋くんのお別れ会(3月5日土曜16時〜19時、リクルートG8ビルにて)の資料作りのため、

彼の過去の仕事を探すべくリクルートのバックナンバーを管理している書庫で

かつて僕らが作っていたフロム・エーとご対面しました。

懐かしさもあったが、あまりに斬新な誌面作りに驚きました。

現に僕が編集部に入る前からの記事の方が、さらに斬新だと感じたのですから、決して手前味噌ではないと思います。

今でもこれらをネタに雑誌やムックや単行本の企画が何本も立てられる。特集にもなりそうなネタがコラム程度のスペースで作られているから、もうネタの宝庫ですよ。フリーのライターや編集者をされている方は、一度見に行った方がいいかも(笑)。

これを最初に考えた方々はやはりすごかったのだと、感心しきりでした(当時若造の僕は反発ばかりしていたが)。

しかし、それにしても字が小さいし字が多い(これも当時斬新だといわれていたのですが)。もはや老眼になった、僕と当時のチーフ・ユキちゃんは声を揃えて「こんな小さい字でよく文句いわれなかったなぁ」「俺なら文句言ってるね」と愚痴ると、ここへ入るアテンドをしてくれた元バリバリ営業マンだった西村女史が笑いながら口を尖らせました。「お客さんにさんざん言われましたよ!こんな小さい字じゃ読めない。読めないような雑誌に広告なんぞ出せないって。私たちそれを編集部に何度も言ったのに、聞く耳もたなかったんですよ、みなさんは」。

そう言われれば言われたような…。たぶん当時の僕たちは(少なくとも僕は)、「おもしろいことが書いてあれば、文字なんかどうでもいいって思ってた。

僕の担当だった喜怒哀楽の「怒・佐々木桂のページ」なんて最悪です。見開き2ページに、これでもかっていう文字量。雑誌の常識では考えられない量です。今の僕なら読みません(笑)。でも、パワーだけは感じました。

懐かしさとともに初心に還らせてくれて、大野木には感謝です。

 - 日々の徒然

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

タクシー内で訛りが聞かれないような空間を(笑)

 タクシーがチョイ乗りを始めたらしい。なんと東京都心は初乗り410円だとか。2キ …

年取ったら部屋を貸してくれないんだと

朝日新聞に、こんな記事があった。 年寄りには部屋を貸さない大家が多いんだとか。 …

シルヴァスタインの絵本

友だちが持っていた絵本。勧められて読んだら深くてハマった。有名らしいが恥ずかしな …

日々の徒然
30年前のアメリカ紀行備忘録11

 幸い来てくれたポリスは、割と親切なメキシコ系アメリカ人。移動の件もスルーのまま …

日々の徒然
奈良の住宅地に牧場!明治創業の宮内庁御用達の牛乳

 植村牧場というのを取材しまして、ちょっと感動したのでご紹介。  明治17年創業 …

日々の徒然
親父の言葉 1

「人生あまりに短い 怒ってたって馬鹿馬鹿しい 自分の時間を損するだけ 怒るぐらい …

『日詩』9月11日〜20日おまとめ

さすがにもう秋の気配をしっかりと感じる頃となりました。 『日詩』にもそんな空気が …

日々の徒然
こんな夢を見ました

夢を見た。 家(たぶん実家)の屋根に穴が空いたのか雨漏りがする。昔風に、とりあえ …

梅見しました

まだまだ寒さが身にこたえる季節ですが、 そんな中、頑張って咲いてる梅を見に行って …

『傷だらけの天使』が哀しい

傷だらけの天使第6話は まさに貧乏人の哀しさ ラストシーンは 蟹工船の読後の気分