桂乃徒然

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我が心のジェニファーby浅田次郎

      2019/01/24

浅田さんの『我が心のジェニファー』を読んだ。海外からの外国人観光客(インバウンド)が増え、また、日本自体もそれを大々的に歓迎しているムードの中で、この小説は、日本を知らないアメリカ人が、日本中を旅して発見をしていくというものだった。テーマに惹かれて読んでみた。正直に言うと、もっといろんな所を回って欲しかったかな。京都、大阪、東京は、初の観光としては当然で、さらに九州と北海道にまで足をのばしているのは素敵だが、もうちょっと、地方の魅力を表現して欲しかった。主人公の日本滞在の日程が3週間ということもあるし、小説のページ数が足りないということもあるだろうが、ぜひ、シリーズ化してほしい。

 - 日々の徒然

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