桂乃徒然

文筆業 佐々木桂 公式ウェブサイト

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30年前のアメリカ紀行備忘録8

      2017/05/31

 8月13日

 朝からグランドキャニオンへ向かう。どこまで行っても果てしない大地。Sさんとは北海道へもバイク旅をしたことがあるが、その比ではない果てしなさ。時速何キロ(正確には何マイル)だしているのかもわからなくなるほど、どんなにアクセルを踏んでも景色は変わらない。ラジオが流れてなければ時間さえ感じなくなってしまいそうだ。
 やっと山が見えてきた。グランドキャニオンに近づいたのだ。それでもどんどん山へ入っていくが目的地にはなかなか到着しない。やっと国立森林公園に入ったので、もう着くのかと思ったが、これがまたかなり広く、しかも、途中にガソリンスタンドがまったくない。ガスが切れそうで焦るったがなんとか到着。グランドキャニオンへと通じる道路は一部有料だった。高速道路だって無料のアメリカでも、さすがに世界の名所たるグランドキャニオンではお金を取るんだな。
 グランドキャニオンを作務衣と下駄で歩く。観光客が珍しそうに見ていく。What’s this?とおじいさんが下駄を指す。僕の答えは、Japanese Sandal…情けない。もっといい表現があるんだろうが、僕の英語力では難しい。でも、そのおじいさん、気に入ってくれたらしく、一緒に写真を撮ってくれという。嬉しかった。
 さすがグランドキャニオン、ちらほら日本人もいる。新婚の奥さんが、ハワイによくあるお土産品のストローハットをかぶっていて笑えた。
 グランドキャニオンをあとに、また車を走らせる。どこまで行っても赤土の大地。途中何回か写真撮影の為停車するも、景色はほとんどいっしょ。大地の中を走るのもそろそろ飽きてきた。ホントーは、今日一日でアルバカーキーまで行く予定だったが、挫折してギャロップへ宿泊。

 - 日々の徒然

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