宇崎竜童 70thバースデーライブ アンソロジー2016取材雑記
宇崎さんの70歳の誕生日ライブ。行って来ました。もう一ヶ月近く前なのですが、そこはご勘弁を。
ライブ会場といえば、スタンディングが当たり前で、椅子もアリーナはパイプ椅子というのが当然の中、この日本橋三井ホールというのは、ゆったりソファでまずびっくり。しかし、この座り心地、50代には嬉しい限り。ぜひ、また落語でも聞きに来ようか…と思わせる会場です。

開演前にまず一杯。ビールとワインでもうほろ酔いです。席で飲んでもいいらしいので、次の一杯は着席してから。
開演前、ニッポン放送が主催なので、その演出として、会場にラジオ的な放送が流れます。ゲストは宇崎竜童、阿木燿子夫妻。今回のプロデューサー・阿木燿子とミュージシャン・宇崎竜童の生トークが繰り広げられます。その中で(ライブ中にもMCで話すのですが)、今回、プログラムとして配られた冊子についての説明。配られたのは昔のLPレコードジャケットばりのこんな冊子。

レコード世代の宇崎さんたちらしい(僕も含めた昭和のファンが嬉しがるであろう)プログラム冊子です。驚いたのは、この左にあるサイン。普通なら印刷だと思うでしょう。当然僕も思いました。しかし、宇崎さんが語ったエピソードによると、全部手書きとのこと。プロデューサーである阿木燿子から命令されて、2日間のライブ動員数分を書いたとか。このサインは手書きだったんだと、ファンのみなさん、拍手でした。
こんな腱鞘炎になりそうなことを日々家でやりながら、一方では最近始めた絵も描いていたそうです。しかも、これをライブでプレゼントするために。こんな感じで…

今回のライブは、二部構成になっていて、3時間という長丁場(実際はかなり押しましたが)。その間に休憩がありまして、ここでまた僕は一杯やれるわけですが…。その休憩の間に抽選会がありました。座席番号がそのまま当選番号になってまして、エントランスのBarで飲んでようが、トイレにいってようが、当たったら後でもらえる仕組みなので、みんな席を立ってもいいんですが、そのクジを引く人がなんと津川雅彦さんということで、会場からはあまり人も出ません。
津川さんと宇崎さんは、津川さん演出の舞台を、宇崎さんが音楽監督をやっているご縁とか。
残念ながら僕は当たりませんでしたが、プレゼントとして創作された宇崎さんの作品はこんな感じです。




ライブに際しては、奥さんである阿木燿子さんに「木村くんじゃなく、みなさんが応援してくれてる宇崎竜童として、70歳のロッカーとして、きちんと落とし前をつけてほしい」と言われたとか。
それに応えるかのように、例年にないパワフルなライブが始まりました。
セットリストはこんな感じ。

ファンの方々でも、なかなか思い出せないような、失礼ですがマイナー曲も多かったのですが、これが阿木燿子のプロデュース。毎回やってるような曲じゃなく、ここまで長い間曲を作り歌ってきた宇崎竜童のすべてがわかるように、過去の埋もれている名曲も掘り起こして選曲したようです。
宇崎さんも、ライブのはじまりにそのことに触れ「今日は、『知らず知らずのうちに』は歌いません」と言って笑いをとってました。自身も何十年ぶりかに歌う曲が多く、歌詞もギターも覚え直すのが大変だったとのことです。ですが、ファンとしては、その分、新鮮かつ本当に懐かしい宇崎竜童を楽しめたのではないでしょうか。
休憩を挟んで第二部。ここでは奥田民生さんがゲストで登場。そもそも小学生の時に、ダウン・タウン・ブギウギ・バンドのライブに行ったことが、音楽の道に入ったきっかけだったという奥田民生さん。ツナギ姿で登場し、スモーキンブギ等々、初期のダウン・タウン・ブギウギ・バンドの曲を披露してくれました。
第二部は、一部のバラードとはうってかわって、ロックンロールの構成。正直言って、70歳で大丈夫?って感じのアクティブな舞台。かなり体作りもしたんだと思います。50代の僕でも「無理!」と思う動きですもの。それで歌も歌うんですから。そんなあっという間の3時間強。充分堪能したあとのアンコールでは、さすがにみんなが大好きな曲をやってくれました。『身も心も』。恥ずかしながら泣けてきました。70歳のロックンローラー。いいですねぇ。見習わなくては、です。
終了後、楽屋にお邪魔したら、阿木燿子さんもいらっしゃって、宇崎さんと誕生日が一緒だと言うと、「あら、じゃあ皇太子様ともご一緒ね」と笑顔。やっぱりそこは知ってるんですねぇ。
今年は宇崎さんのライブを追っかけたい旨を言い残し、日本橋三井ホールを後にしました。
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