桂乃徒然

文筆業 佐々木桂 公式ウェブサイト

*

30年前のアメリカ紀行備忘録14

      2018/08/09

8月16日

 ストックヤードの町で少し買い物。その買ったものをお店の人に持ってもらって写真撮影。とっかえっこの雑誌企画に使うため。まあ、ちょっとだけヤラセだ。
 その後、コーパクリスティへと向かう。
 途中、ガソリンを入れようと立ち寄ったスタンドで、サングラスをかけた男性に声を掛けられる。子供が僕の履いている下駄を気に入ったのだという。サングラスと交換してくれるかと問うと、ちょっと迷っていたが、ま、いいかという感じでOK。サングラスと下駄を交換する。やっと物々交換できた。(雑誌Boonに、日本の伝統製品をアメリカで物々交換してくるという企画を出し、うまく交換できたら記事を書かせてくれる約束を取り付けてきていた)
 その後、道ばたのアンティークショップでアメフトのヘルメットを5ドルで買い、それをまた店の人に持ってもらって写真を撮る。
 車を走らせハイウェイに入ると、そんな高速道路におじさんのヒッチハイカーがいる。通り過ぎてから気づいたが、面白そうだったのと、暑さの中ちょっとかわいそうに思ったこともあって、Sさんと相談して戻ることに。Uターンはできないので一度ハイウェイを降りて反対車線に乗り、もう一度降りてもとのハイウェイに再び乗る。少し走るとおじさんはまだ居た。車を停めて乗せてあげるとおじさんはコックさんだとか。WACOという所まで行きたいのだという。WACOには友達がいるらしい。いつか、日本語を話せるようになりたいとか、日本へ行ってみたいとか言っていたが、日本人の車に乗せてもらって日本を褒めるのは当たり前か?でもコックのおじさんは、ステーキのテリヤキも作れると言っていたから、少しは日本のことを知っているのかな。
 おじさんを降ろして、一路コーパスへ。
 ところが…

 - 日々の徒然

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

首都圏なるせ会の新年会

 我が故郷・東成瀬村は、昔から首都圏に出てくる人が多い。そのため、そんな同郷人が …

『日詩』のまとめ 1月1日〜10日

今年もしぶとく書いてます。 ツイッター詩『日詩』。まずは10日まで。 日詩(ツイ …

穴八幡

穴八幡に行って来た。 ウィキペディアには歴史やら由来やら、ありがたみのあることが …

樫田正剛の舞台『伊賀の花嫁』

30年来の友人。樫田正剛氏が脚本・演出を手がける舞台を久しぶりに観に行った。その …

『日詩』7月22日〜31日のおまとめ

まだまだ『日詩』毎日書いてます。 『日詩』ツイッター詩まとめ(7月21日〜31日 …

ちょっとした親切が嬉しい

とにかく暑い。 こんな時はビールをゴクゴクゴクっとして、プハーッだろうと、多少の …

わがまま王子は世間知らずなだけ?

わがままだった王子がいました あまりに自分本位で意地悪なので 魔女が懲らしめるた …

トラック野郎は楽しい

 毎日書く日記のような詩“日詩”を提案してから5年。その中にも何度か登場するのが …

『日詩』9月1日〜10日おまとめ

夏が終わったような終わらないような 秋が始まったような始まらないような そんな9 …

『窓から逃げた100歳老人』『世界を救う100歳老人』

 先日の『天声人語』である。  ヨナス・ヨナソンさんが著した小説『窓から逃げた1 …