30年前のアメリカ紀行備忘録19
2019/01/14
8月19日
ベストウエスタンのフロントのおばちゃんに浴衣を着せて記念撮影。浴衣をそのままプレゼントするとすごく喜んでくれた。
さて、今日は走り日。
一路、エル・パソへ
メキシコ系の町だからあまり期待はしていない。Sさんの“世界一の本”にも、“見るべき所がない”と書かれてあった町。着くと同時に市民会館へ行って車を停め、ホテルを探す。高めのちゃんとしたホテルもあったが、そこはやめて安そうなホテルに決める。
しかしそこは結構格式の高いアメリカっぽいホテル。でも安い。気に入ったのでチェックイン。
荷物を置いて国境を越え、メキシコのファレスへ。エル・パソは国境の町なのだ。歩いて15分ほどで国境(ボーダー)。その国境の橋の上からきれいな夕陽が見えた。メキシコのファレスは陽気な町だ。エル・パソの方がアメリカなのに陰気っぽい。アメリカに近いメキシコであるファレスと、メキシコに近いアメリカであるエル・パソの差なのか?
屋台のタコスを食う。やっぱりタコスはメキシコが一番。今回のタコスは内蔵のタコスだったが、やはりウマイ。1つ25セントというのも安い。ちなみにコーラは50セント。ただしタクシードライバーが誰に教えられたんだか、“まんこ”を連呼するのにはガッカリ。日本人の印象が悪い。観光の店先からは、店員の“ミルダケ”“トモダチ”“チョットコイ”という日本語が飛んでくる。日本人はどこでもカモだ。
繁華街をブラブラしてたら、結婚式をやっている教会があった。外で待っている結婚式用のリムジンを写真に撮っていたら、ドライバーが花嫁にふりかける花びらをくれたので、僕らも一緒に祝福することに。花嫁が出て来たので写真を撮りまくっていたら、親戚の人たちに喜ばれる。花嫁にも直接「コングラッチュレイション」と声をかける。花嫁は泣いていた。どこの国でも結婚式はいい。親戚の人で、ちょっと紳士っぽくて少し英語がしゃべれる人に声を掛けられる。祝福してやってくれ、写真を撮ってやってくれ、ということらしい。仲間意識が生まれ何となく感無量。その人は夜のパーティにも誘ってくれたが、ブレザーがなくて入れず泣く泣く断念。その人と住所交換をして写真を送ってあげることにした。
その後、ビヤガーデンっぽい所で飲む。踊りのうまい田舎のおじちゃんおばちゃんといった感じの夫婦がいて写真を撮ったら、テキーラをおごってくれた。グラーシャス。急に雨が降り出し、ちょっと避難したスペースで、一緒になった別の老夫婦の写真を撮ったら「今、写真をくれないのか」とごねられた。感じ悪い。
ビヤガーデンを出て、ライブハウスっぽい所で少し飲んでエル・パソのホテルへ。
関連記事
-
曹洞宗の二大総本山・総持寺
神様にお参りしたかと思ったら、次の日は仏様。この節操のなさが日本人の良いところ。 …
-
故郷の子供たちの贈り物
机の上の本棚を整理していたら、こんなものが出てきました。 首都圏なるせ会でもらっ …
-
初めて秋田魁新報に書いたのがもう14年前
今もまだ秋田魁新報の『遠い風近い風』でエッセイを連載させてもらっている。初めて連 …
-
日詩 10月21日〜31日
日詩のまとめです。 日詩(ツイッター詩) 10月21日〜31日 こんな詩も… 悪 …
-
久しぶりに大野木の墓参り
朝、こんな日詩を書いた。 数日前奴の夢を見た おい、たまには思 …
-
下駄が好きだ
これも新聞記事で申し訳ないが、こんな記事広告が載っていた。本人たちの企業広告で …
-
『日詩』2月1日〜10日分アップしました。
ツイッターにあげている『日詩』。2ヶ月目に入りました。まだ続いています。10日分 …
-
日詩 9月11日〜20日(2018)
日詩のまとめです。 日詩(ツイッター詩) 9月11日〜20日
-
またまた『紅白歌合戦』…そんで、カイト、で岩崎弥太郎と根無し草
皆が「おもしろくなかった」というので、むきになってネタにしているわけではないが …
-
アニキだった戸井十月さん三回忌に初監督映画「風の国」
7月28日。戸井十月さんの三回忌。僕にバイクを教えてくれて、飲みに連れてってはい …
- PREV
- 30年前のアメリカ紀行備忘録18
- NEXT
- ふくみちゃん