桂乃徒然

文筆業 佐々木桂 公式ウェブサイト

*

奇妙な夢を見た

   

奇妙な夢を見た。
誰かは思い出せないのだが
相当親しい人が死んだようだ。
葬式の前に数人の人たちと相談して
遺体と一緒にみんなで焼かれようということになる。
故人が大好きだったさまざまな物たちと一緒に、みんなで焼かれようと。
ただし一緒に死のうとしているわけではないようだ。
一瞬、仮死状態にはなるが、あとでまた生き返るから大丈夫だという説明だった。
まあ、あの世の入り口まで見送りに行こうということだったのかもしれない。
焼かれ始めると、不思議と熱くはない。ただ身体が浮きだす感覚が来た。ふわぁっと浮き上がると、次は、その故人なのだろうが、誰かに引っ張り上げられる感覚となった。
ちょっと怖い。このまま戻って来れないのではないかという恐怖が、ほんの少しだが頭をよぎる。やはりこれは死ぬんじゃないかと。
そう思った瞬間何かに下から片手を引っ張られる感覚が来る。もう一方の手は上から引っ張られている感覚だ。
両方で僕を引っ張り合う感覚が続き、そうしているうちに遠くで呼ぶ声がしてくる。
「パパ、ババ」
目が覚めるとかみさんに
「大丈夫?」と声を掛けられた。
うなされていたのだという。
そこまで怖くはなかった分、不思議な夢だった。

 - 日々の徒然

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

護美箱(ごみばこ)と書きたい

秋田の新聞『秋田魁新報』に連載中の『遠い風近い風』というエッセイに、昔、こんなも …

またまた『紅白歌合戦』…そんで、カイト、で岩崎弥太郎と根無し草

 皆が「おもしろくなかった」というので、むきになってネタにしているわけではないが …

『傷だらけの天使』が哀しい

傷だらけの天使第6話は まさに貧乏人の哀しさ ラストシーンは 蟹工船の読後の気分

日々の徒然
30年前のアメリカ紀行備忘録20

 去年(2019年)の1月から、またまたご無沙汰だった「30年前のアメリカ紀行」 …

日詩 5月1日〜10日(2018)

日詩のまとめです。 日詩(ツイッター詩まとめ) 5月1日〜10日 例えばこんな詩 …

東成瀬村の“くん炭”

昨日届いた『広報ひがしなるせ』に“くん炭”という文字を見た。くん炭?何だろう?と …

日詩 7月21日〜31日(2018)

日詩のまとめです。 日詩(ツイッター詩まとめ) 7月21日〜31日 例えばこんな …

『日詩』7月1日〜10日のおまとめ

そろそろ言葉や表現がかぶらないように気をつけなきゃと意識し始めてます。 『日詩』 …

日詩 4月1日〜10日(2018)

日詩のまとめです。 日詩(ツイッター詩まとめ) 4月1日〜10日 例えばこんな詩 …

『日詩』のまとめ5月1日〜10日分アップしました

日誌ならぬ『日詩』 早いもので5月まで続いてしまいました。 ブログ『詩郷うたざと …