郷土料理『のとろ』(秋田県東成瀬村)
2017/02/03
うちの村なのか、うちの家なのかわからないが、僕が子供の頃から食べている料理(鍋というか汁というか…)がある。
名前は『のとろ』。
僕のイメージでは、『のとろ』はハタハタ。
冬にハタハタを煮てハタハタ汁にするのだが、これを塩味にしたものに、とろろ(山芋か長芋。大和芋はサラサラしないのであまり使わない)をかけたものが『のとろ』である。
間違ってはいないと思ったが、一応父に聞いてみた。
父曰く(ホントにこれも個人差、各家庭差があるので、あくまでもウチの父の見解である)、
基本の『のとろ』は味噌味だという。味噌汁のすまし(何もいれない味噌汁)を作り、それで豆腐を煮て、それをお椀に盛りつけた後に、山芋(長芋)をかける。これが基本であり最も簡単な『のとろ』なのだとか。
僕の思っていたのは『ハタハタののとろ』となり、しかも、本来の味付けは味噌なので、『ハタハタののとろ塩味バージョン』となるようだ。
うーん、
定義はわからないが、とにかく山芋(長芋でも可)をすってかければいい。それですべてが『のとろ』と化す。ということでいいんじゃないかと勝手に納得。
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