郷土料理『のとろ』(秋田県東成瀬村)
2017/02/03
うちの村なのか、うちの家なのかわからないが、僕が子供の頃から食べている料理(鍋というか汁というか…)がある。
名前は『のとろ』。
僕のイメージでは、『のとろ』はハタハタ。
冬にハタハタを煮てハタハタ汁にするのだが、これを塩味にしたものに、とろろ(山芋か長芋。大和芋はサラサラしないのであまり使わない)をかけたものが『のとろ』である。
間違ってはいないと思ったが、一応父に聞いてみた。
父曰く(ホントにこれも個人差、各家庭差があるので、あくまでもウチの父の見解である)、
基本の『のとろ』は味噌味だという。味噌汁のすまし(何もいれない味噌汁)を作り、それで豆腐を煮て、それをお椀に盛りつけた後に、山芋(長芋)をかける。これが基本であり最も簡単な『のとろ』なのだとか。
僕の思っていたのは『ハタハタののとろ』となり、しかも、本来の味付けは味噌なので、『ハタハタののとろ塩味バージョン』となるようだ。
うーん、
定義はわからないが、とにかく山芋(長芋でも可)をすってかければいい。それですべてが『のとろ』と化す。ということでいいんじゃないかと勝手に納得。
関連記事
-
トラック野郎は楽しい
毎日書く日記のような詩“日詩”を提案してから5年。その中にも何度か登場するのが …
-
日詩 3月21日〜31日(2018)
日詩のまとめです。 日詩(ツイッター詩まとめ) 3月21日〜31日 例えばこんな …
-
根津甚八さんとの想い出
俳優の松方弘樹さんが1月21日に74歳で亡くなったというニュースが飛び交った。松 …
-
贈り物『島本食品』の明太子、おいしく頂きました
博多の知り合いから、明太子を送られて来た。彼とは毎年、米と明太子の物々交換をし …
-
梅見しました
まだまだ寒さが身にこたえる季節ですが、 そんな中、頑張って咲いてる梅を見に行って …
-
居亡くなった伯母ちゃんに捧げます
年末に居亡くなった伯母ちゃんに捧げ、2006年に書いた、伯母ちゃんが住んでいた地 …
-
30年前のアメリカ紀行備忘録14
8月16日 ストックヤードの町で少し買い物。その買ったものをお店の人に持っても …
-
新百合ヶ丘産経学園にてエッセイ教室を4月から開講
現在、よみうりカルチャー横浜横浜と、相模大野で個人教室として、エッセイをお教え …
-
首都圏なるせ会に行って来ました
今年で第29回を迎える『首都圏なるせ会』がまた元気に開催された。会員が年々減って …
-
首都圏なるせ会の新年会
我が故郷・東成瀬村は、昔から首都圏に出てくる人が多い。そのため、そんな同郷人が …
- PREV
- 親父の言葉 1
- NEXT
- 護美箱(ごみばこ)と書きたい