工作に使う“糊”に似てるから『のり餅』なのか?
2017/01/28
米粉で作ったもちを、父の実家の地域(秋田県東成瀬村菅の台)では、『のり餅』と言ったらしい。米の粉のことを“のり”と言っていたことから、『のり餅』というようだが、確かに、ご飯粒って、工作に使う“糊”に似ている。
実は、僕が子供の頃は、学校で購入した工作のノリがなくなると、なかなか近所のお店では購入できなかったため、ご飯粒をノリの代わりに使って、折り紙などを貼り付けて遊んでいた。だから、米の粉を“のり”と呼ぶのも、それほど違和感がない。
父の話では、『のり餅』は、焼いて醤油をつけたり、そのまま味噌にからんだりして食べたんだそうだ。
なみに“ボタモチ”のことは、『へりつき餅』というそうで、これは臼でつかずに、鍋の中でへらを使ってお餅をこしらえるからだそうだ。
関連記事
-
2021年1月1日“たこ焼き”の元祖は、根っこに会津が…
2021年1月1日 あけましておめでとうございます。一昨年、昨年と挫折したブログ …
-
道元の『正法眼蔵』がムズおもしろい
曹洞宗の開祖・道元の著した『正法眼蔵』が難しいけど面白い。 僕の情報不足なのか、 …
-
『窓から逃げた100歳老人』『世界を救う100歳老人』
先日の『天声人語』である。 ヨナス・ヨナソンさんが著した小説『窓から逃げた1 …
-
ウルトラマンの円谷英二は大器晩成だった…らしい
※画像は、円谷プロ公式サイトより https://m-78.jp 2月13日 …
-
『日詩』のまとめ。11月11日〜20日分です。
よろしければ 『日詩』ツイッター詩まとめ(11月11日〜20日)
-
がんばれバレンタインデー
昔ほど、バレンタインデーが盛り上がってないような気がするのは、気のせいだろうか …
-
贈り物『島本食品』の明太子、おいしく頂きました
博多の知り合いから、明太子を送られて来た。彼とは毎年、米と明太子の物々交換をし …
-
やはり毛ガニ
人によって違うだろうが、僕の場合、正月といえばカニである。 なんとなく、カニを食 …
-
シルヴァスタインの絵本
友だちが持っていた絵本。勧められて読んだら深くてハマった。有名らしいが恥ずかしな …
-
七草代わりに納豆汁
七草の日になるとどうも納豆汁を思い出す。 秋田をはじめとした東北では、納豆汁は冬 …
- PREV
- アメ横
- NEXT
- 医者のスネに味噌をつける
Comment
ご飯つぶを糊のかわりに使いました。「ままのり」と言いました。糊は米へん、なのね。
わたしは、糊口、とか、口に糊する、とか、そっちのほうが、語源として、意味ありそうな気
小松様
「ままのり」と言ったかどうかは覚えてませんが、やはり同じことをしてましたか(^_^;
「糊口を凌ぐ」や「口に糊する」の方が確かに語源かもしれませんね。
昔の困窮した生活の中で「のり餅」を食べて凌いだイメージが浮かびます。