桂乃徒然

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ニッポンのお花「あじさい」

      2016/06/23

あじさい寺に行って来ました。
あじさい地蔵

と言っても、鎌倉でも京都でもありません。近所にあるお寺さん。なんでも「あじさい寺」と呼ばれるお寺は全国いたる所にあるらしく、それだけあじさいが全国的な花だということでしょう。
あじさい門

それもそのはず、あじさいは日本原産のお花なんだとか。とはいえ、今の品種改良されたこんもり系の方(「ホンアジサイ」って言うらしい)じゃなくて、「ガクアジサイ」と言われるもの。
こんな感じ。(ガクアジサイ)
あじさいガクアジサイ

日本原産なのに、このあじさい。ここまで親しまれるようになったのは、そう古くないとのこと。万葉集にも出てくるぐらい古くからあるのに人気がなくて、江戸時代には「ユウレイバナ」なんて呼ばれてたそうです。あんなに綺麗なのにかわいそうにねぇ。
そんなあじさいが、日本から中国、さらにヨーロッパへと渡り、東洋の花として人気が出て品種改良され、それが大正時代に西洋あじさいとして逆輸入されたとのこと。それでもこんなに人気が出るのはもっと後。戦後、北鎌倉の「明月院」の庭に植えられたのが始まりと言われています。
あじさいアップ

あじさいは色が変わっていく花としても有名で、「七変化」なんていう俗名まであるぐらいですが、七色は大袈裟としても、実際、淡緑色から白、藍、淡紅色と変わっていきます。また、土壌がアルカリ性か酸性化でも色が違うそうで、アルカリ性なら赤っぽくなって、酸性だと青っぽくなるとか。
たぶん俗説だと思いますが、このコロコロ色が変わるのが武士の方々には潔くないとされ、将軍さんとかが愛でなかったことが、あじさいが不遇な時代を送った原因だなんてことを言ってる人もいます。
あじさい色々

ちなみに、あじさいの語源は「集真藍」だそうで、本物の藍色が集まった花といった意味。確かに、あじさいのあの何ともいえない青紫には惹かれます。
僕も良く使う「紫陽花」は実は違う花のことだったんだとか。
唐の詩人白居易がライラックって花のことを「紫陽花」と言ってたのを、平安時代の学者が、あじさいにこの漢字を当てちゃって、以来、誤ったまま現在に至るとのこと。
でも、僕はあじさいは「紫陽花」がいい。実際、6月の日詩にも「紫陽花」の詩を書きました。
今が最も綺麗なあじさい。堪能した休日でした。

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